NOWHEREMAN は、現在準備中です。

2019/03/06 13:16

NOWHEREMANの吉田です。

新たにディストロ音源として、

GENNARI/星になれたら

の取扱いを開始致しました。
前作より2年ちょっとぶりとなる、京都の星GENNARIの新譜です。僕もデザインで参加しております。
ライブ会場での販売ということですが、こちらでも少し扱わせて頂きます。
「ライブを観る」という生の体験とともに手にして頂くのがベストかと思いますが、
ライブが待ちきれなかったり、なかなか足を運べなかったりする方は是非こちらで購入してください。


GENNARIとの付き合いはもう7~8年になるんですが、
ボーカルのトオルさんとはもっと長くて、干支一回り以上はしてるはず。初めて会ったとき、僕まだ十代でしたしね。
普段はただただ遊び仲間として仲良くしてもらっています。
一緒にけいおん!という作品の聖地巡礼をしに滋賀は豊郷にも行きましたし、
たまゆらという作品の聖地巡礼をしに広島は竹原にも行きました。
僕が京都に遊びに行ったときは必ずトオルさんの家に泊めてもらいます。
トオルさんとの思い出は書きはじめるとキリがないのでやめますが、僕らそんな感じです。


僕がGENNARIのデザインで参加したのは7~8年前、「Hey」というデモEPが出たときが確か最初です。
そのときはキーホルダーのデザインをしたんでした。
そこからTシャツや音源アートワークなどもやらせて頂くようになり、
Tシャツ出張販売として、彼らのイベントに出店という形でお邪魔したこともあります。
音楽とデザイン、畑も違うし互いの進む速度も方向も決して同じではないのですが、
誰よりも密に、GENNARI、トオルさんとともに歩んできたなぁ…と感じています。


いちリスナーとして聴き続けてきて、GENNARIの音楽がフェーズを上げたなと思ったことが二度あります。
一度目は前述の「Hey」。それまでよりも多くの人に開かれた、より推進力のある音楽になった感じがしました。
そして二度目は今作「星になれたら」です。ちょっと、ほんとビックリしました。
執念めいたものを感じるくらいアレンジは細部の細部まで作り込まれ、アンサンブルも緻密にシビアになってるんですが、
それらが枷となって失速することなく、曲の核たる歌と言葉がよりストレートに飛んできます。
玄人気質というか職人気質的な部分もひっくるめて、見事にポップスに昇華されています。
もしかしたらその細かすぎる作り込みに気づかない人も多いかもしれないですが、
GENNARIは歌と言葉が核のバンドだと思っているので、それがガツンとくるならひとまずは問題ないのではないでしょうか。
聴き込みたい人は聴き込んで「細けぇ…」となって頂ければより最高。
ということで、「星になれたら」は前作とはまったくの別物、別バンドの音と言ってもいいです。
まさにGENNARIの音楽がフェーズを上げたことを証明する一枚となっています。
録音モノならではの音楽的仕掛けもあるようなので、ライブとの違いも楽しめるのかなと。
ライブでしか伝わらない空気感があるように、音源にしか込められないものだってありますよね。
なので、取扱いさせてもらっといてアレなんですが、基本的にはライブに足を運んで手に入れることをオススメします。

個人的には、「Hey」と「星になれたら」の2枚どちらにもタイムテーブルシンドロームが収録されているのがまたアツいです。
もちろん新録で歌詞も少し変わっているんですが、やっぱり力のある曲だなぁと思います。


アートワークに関しては、メインで仕事したのはまめ先生という素敵なイラストレーターの方です。
音源を手に取って見て頂ければ、素敵さは伝わるかと思います。やさしい絵を描かれる方です。
僕はまめ先生から上がってきたイラストたちを並べて配置したり、ビジュアル的な全体像を作ることに徹しました。
ブックレット各ページの変化を経て終曲タイムテーブルシンドロームでパっと視界が開くような物語性、
パッケージ全体を人の心に見立てて、盤を取り出すと内面のウェットな部分が露わになるという仕掛け。
そういったところは僕がイメージして組み上げました。
データ配信じゃない、モノの良さを出せるように力を尽くしました。是非アートワークも楽しんでください。


長くなりましたが、GENNARI/星になれたらも超推薦盤です。
行ってみたり、聴いてみたり、してみてください。
UNISON SQUARE GARDENやnano.RIPEが好きな方は是非。
現時点では今作からのMV等がないので、前作より「サーズデイ」のMVを貼ります。


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