NOWHEREMAN は、現在準備中です。

2019/02/12 13:24

NOWHEREMANの吉田です。


ディストロ音源をウェブショップにアップしました。
香川県を拠点に活動中の3ピースバンドkinderwallsの初音源、
2018年にリリースされた「リーフカレント」という6曲入ミニアルバムです。
この作品のアートワークを僕が担当しており、なにより単純にめちゃくちゃ好きなバンドだしということで、
声をかけさせて頂きました。快諾してくださってありがとうございます。

ベース/ボーカルのナオトくんからアートワーク依頼の連絡がきて、
ガストで打ち合わせしたのを覚えています。去年のだいたい今頃の、まだ寒い時期だったはず。
そのとき参考にと聴かせてもらったのが2曲目「wisdom teeth」のラフみたいなバージョン。
Cowpersとかそういうバンドみたいな音だなーカッコイイなーと思って
「北海道のバンドみたいな音だね」みたいなことを言った記憶があります。

という余談は置いといて、打ち合わせのときにアートワークについて、
けっこう具体的に「こうしたい」を言ってくれたのが印象的でした。
コンビニの雑誌コーナーというジャケットのモチーフも、塗りの感じや方向性もナオトくんからの要望です。

本作は別にコンセプトアルバムというわけではないんでしょうけど、
6曲それぞれの人格みたいなものを鑑みた上でアルバムとしての人格とその見せ方を、早い段階から考えていたんだろうと思います。
リーフカレントというタイトルにもその感じが出てるんじゃないかと。
作る曲、ひいては「バンドをやる」ということは彼にとってサンゴ礁の切れ間から流れ出る海流=リーフカレントのように、
生活・営みの中のふとした隙間から外に流れ出るものなのだと思います。答え合わせしてないけど、たぶんね。

営みの中から流れ出した曲たちは、僕がいい例ですが、誰かの営みに流れ入って沁み込んでいくでしょう。
パンク・エモを基調としたうるさめのサウンドながら、そこには移ろう情緒があり、不器用なやさしさがあり、体温があり、
それらがパッケージングされた本作リーフカレントは、日常の音楽集となり得る紛れもない超良盤です。
個人的には言葉を聴くとより楽しめるのかなと思っています。ナオトくんの歌詞はその言い回しや言葉選びがとても絶妙なので(やっぱ読書家は違うなぁ)。
是非色んな方に触れて頂きたい。リーフカレント終曲、僕らのアンセム「埋め草」のライブ映像を貼りますね。




追記:ナオトくんのブログもイイのです。密かに楽しみにしてます